税理士資格で得られる5つのメリットをわかりやすく解説します!

税理士の資格を取得するためには、受験資格を得てから税理士試験を受けて合格しなければなりません。

税理士試験の合格率は年度により多少のバラツキはありますが10~17%程度(一部科目合格者含む)で推移しており、合格には専門的な知識が必要となる資格のため資格取得は簡単ではありません。

多くの合格者は長期間の勉強の末に何年もかけて税理士の資格を取得しています。

しかし、その分この資格を取得したあかつきには専門的な知識を様々な面で活かすことができますし、自分のステータスにもなり得られるメリットは非常に大きいです。

本記事では、難関試験を突破し税理士資格を取得した際に得られるメリットや魅力についてご紹介していきたいと思います。

メリットその1:生涯働ける

近年は「人生100年時代」と言われるようになり、60歳前後で定年退職をしその後は余生を送るようなライフスタイルは決して一般的なものではなくなるでしょう。

もはや「50代は働かずに落ち着くのが当たり前」というような年齢ではなくなりつつあり、自身の能力を発揮できる限りはできるだけ長く働いて、社会に貢献したいと願う50代以上の方が増えてきています。

税理士資格は一度取得すると一生涯なくなることはなく、また定年もありませんので資格さえあれば仕事を請け続ける限り働き続けることができます。

少々古いデータですが、10年に一度の頻度で日本税理士会連合会が実施されている「税理士実態調査」によると、平成26年1月1日時点での年齢ごとの税理士登録者割合は以下のようになっています。(33,767件対象)

■第6回税理士実態調査 年齢別登録者
年代 割合
20代 0.6%
30代 10.3%
40代 17.1%
50代 17.8%
60代 30.1%
70代 13.3%
80代 10.4%
無記入 0.4%

上記のように、60歳以上の割合が53.8%、しかも80歳以上も10.4%おり、逆に30代以下の税理士は全体の1割強だけという偏りがあります。

このデータからも税理士は経験値がモノを言う仕事で、社会的ステータスも高く何歳になっても続けられる仕事であるということがわかります。

クライアントによっては担当税理士のことを「先生」と呼び、頼りにして社長の良き相談相手として大事にされるケースも多いです。

「ってことは若手にとってはかなり不利?」という考えもよぎりますが、起業する年齢が低年齢化してきている近年では「同年齢(同世代)の税理士に仕事を頼みたい」という経営者のニーズも多く、PCスキルを上手く業務に取り入れられる20~30代の若手税理士にとってもビジネスチャンスはたくさんあります。

また、中期的に見ても平均年齢が60歳を超える税理士業界は高齢化が進んでいますので、この先数年~数十年後に大御所世代が大量に引退していくであろうことを考えると、若手世代にもますますチャンスが回ってくるでしょう。

若いうちから人に信頼されて大きな責任のある仕事を任せてもらえ、それを一生涯の仕事にできるというところが税理士の仕事の大きな魅力のひとつです。

メリットその2:女性も活躍できる

税理士は男女格差がないため女性も活躍できるフィールドで、税理士試験における女性合格者比率はここ10年では27%前後を維持しており、全体の約4分の1が女性となっています。

■税理士試験合格者に占める女性人数・比率と推移
年度 合格者数
(全体)
合格者数
(女性)
女性比率
H21 8,174 2,481 30.4%
H22 8,453 2,237 26.5%
H23 9,067 2,346 25.9%
H24 10,068 2,650 26.3%
H25 8,348 2,337 28.0%
H26 6,909 1,884 27.3%
H27 6,902 1,903 27.6%
H28 5,638 1,517 26.9%
H29 6,634 1,872 28.2%
H30 4,716 1,255 26.6%

まだまだ税理士全体の割合としては少ない方かもしれませんが、税理士事務所の所長に女性税理士が就任したり女性管理職が多い事務所も徐々に増えています。

税理士は数字を扱う仕事なので正確性を求められる職業です。

女性ならではのきめ細やかな仕事ぶりやソフトな対応でコミュニケ ーションがとりやすいとクライアントから喜ばれることが多く、近年では女性の経営者も増えているので、女性ならではの視点で共に問題を解決できるという事で女性税理士の活躍の場が増えてきています。

また、女性税理士同士の結びつきは強く、例えば全国女性税理士連盟(女税連)というネットワークで定期的に研修会を開いては、新たな税法の制度についての学習や意見交換などを行い活発に交流しています。

結婚・出産・育児・介護等のライフステージの変化により一度は現場を離れても、税理士は専門性が高い仕事なのでブランクがあっても復帰しやすいというのも大きな魅力のひとつです。

子供が小さい頃はパートタイマーで働いたり、時短勤務や在宅勤務に切り替えたりと勤務形態をライフスタイルに合わせて柔軟に対応する環境が整っている職場が増えており、他の職業と比べて家庭と仕事の両立がし易いことも資格をもっている大きなメリットです。

一部の大手会計事務所などでは、「残業をしない正社員」の採用を行っているところも出始めていますし、決算や確定申告が行われる時期は人手を募集しているため、普段は家庭に専念し繁忙期だけ資格を生かして働く女性税理士もいます。

メリットその3:独立・開業ができる

税理士試験に合格し、実務経験を2年以上積めば日本税理士会連合会の税理士名簿に税理士として登録ができます。

税理士として税理士事務所や企業で働くこともできますが、独立開業をすることも可能です。

開業税理士には雇用契約などの制約がなく、どんな顧客層をターゲットにするかは自分の裁量で決められるので執筆や講演などの仕事をして収入を増やす方法もありますし、人を雇うことで事業を広げていくことも可能です。

やり方次第で高収入が得られる可能性が広がっているのが独立・開業する大きな魅力のひとつではないでしょうか。

また、独立・開業が出来れば時間を自由に使えるので自分のペースで仕事ができ、プライベートと仕事の配分も自分次第です。

例えば夜に働いている人向けの税務相談をするために営業時間を夜にしたり、朝活をしている方向けに早朝に営業時間を設けて昼には帰るなど、他の事務所にはない希少価値を生み出すこともできます。

このように、開業すれば色々な働き方ができるので、資格と経験を活かして自分のペースで稼いでいきたいという方には大きな魅力です。

メリットその4:どこに行っても仕事がある

納税者がいる限り税務に関する仕事は日本国内どこへ行っても存在しますので、税理士として得た知識を活かせる場所を見つけやすいというところも大きな魅力です。

都会で仕事がしたい人や都会で経験を積んで将来は自分の故郷に戻りたい人、結婚等家庭の事情で転居しなければいけない場合でも税理士として仕事を続けることが可能です。

また、税理士の資格を持っていると会計事務所や税理士法人だけではなく、一般事業会社やベンチャー企業、金融機関やコンサルティングファームなどからも高い評価をされますので就職・転職も有利になります。

税理士として働くには5科目の合格が必要ですが、そこまで至っておらず税理士の一部科目合格というだけでも一定の評価を受けることができますので、就職には強い味方となってくれるはずです。

税理士のような専門職の場合は採用企業は年齢よりもスキルや専門性の高さ、経験、人柄、条件面での折り合いなどを重要視しますので、求められる人材であるようにスキルや経験を積んでおくことが大前提です。

税務業務は経済活動がある限りどのような業界においても必ず発生するので、自分のキャリアや実績とともに今後どのようなキャリアを積むべきなのかといった将来のビジョンを持ちながら仕事を選ぶことができます。

メリットその5:スキルアップ・収入アップ・一目置かれる存在に!

税務スタッフから「税理士」と名乗れるようになると、税理士事務所勤務であっても一般企業勤務であっても評価が上がり、一目置かれる存在になります。

税理士にしかできない独占業務もあるので、周りからは「先生」と呼ばれ頼りにされる機会も増えるでしょう。

また、税理士という資格名が入った名刺をクライアントにお渡しすることにより、クライアントからの信頼感が更に増し、より良い関係性を築くことができます。

そして、業務面でも税務スタッフとして働いていた時とは任される仕事が異なり、今まで経験したことのない仕事に税法の専門家としてチャレンジする機会は増えるはずです。

当然問われる責任の重さも増しますが、資格取得による環境の変化が自身のスキルアップにつながり自信もつきます。

組織再編やM&Aのコンサルティング業務、相続や事業承継のようなプロジェクト案件を主担当として対応できるようになれば、年収も更にアップが見込まれます。

業務内容や資格取得に応じて収入が大幅にアップすることは非常に大きな魅力のひとつです。

平均年収でいうと自分の事務所を開設している開業税理士はかなり高めになっていますが、勤務税理士として働く場合でも一般のサラリーマンなどと比べると年収は高めとなっています。

税理士資格のメリット・魅力まとめ

ここまで、税理士資格のメリットや魅力をご覧いただきました。

税理士は非常に魅力的な仕事ですが、税を扱うという責任の重さの分だけ資格試験は難関であり、合格するために何年も努力を続けている人も少なくありません。

しかし、税理士資格を手にした後の価値というものは非常に高く、同時に魅力的でもあります。

税理士資格の魅力は収入やステータスはもちろんですが、「税理士としての責任ある行動をとるというプライドが誇りだ」と以前私が勤務していた事務所の所長がよく言っていました。

試験を受験するにあたり受験資格を得ている必要があるので、誰でもすぐに受験できるというものではありませんが、今からでも遅くはありません。決断したその時が最短ルートです。

2018年(H30年度68回)の合格者の最高齢合格者はナント76歳です!

一概に年齢だけで言える話ではありませんが、この事実からも強い志と行動が伴えば必ず合格できるはずですので、ぜひチャレンジしてみて下さい!!

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